過去ログ - 勇者「伝説の勇者の息子が勇者とは限らない件」
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47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/30(日) 17:21:51.02 ID:AszI6XDJ0
第一の町より南西の森深く―――『精霊の祠』前。

勇者「ここかー。何つーか、THE・洞窟って感じだな」

武道家「ここからでは奥まで見通せんな。かなり深いようだ」
以下略



48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/30(日) 17:23:17.86 ID:AszI6XDJ0
勇者「一応、今言ったので町で色々聞いて確認できた魔物は全部だ」

 勇者は朝のうちに集めておいた情報をパーティーに伝える。

勇者「結構厄介そうな奴もいるから十分警戒して進んでくれ」
以下略



49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/30(日) 17:25:26.19 ID:AszI6XDJ0
蜥蜴型魔物「キシャァー!!」

戦士「フッ!」

 戦士の振るった剣が岩壁を叩く。
以下略



50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/30(日) 17:27:48.46 ID:AszI6XDJ0
戦士「死んだ振りとは……小癪な真似を!!」

 蜥蜴型魔物の後を追い、戦士は駆け出す。

勇者「バ……一人で先行くな!!」
以下略



51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/30(日) 17:29:54.93 ID:AszI6XDJ0
勇者「戦士ッ!!」

 勇者の声に、戦士の肩がピクリと反応した。

勇者(まだ意識はある!! だが急がなきゃ……!)
以下略



52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/30(日) 17:31:40.48 ID:AszI6XDJ0
武道家「凄まじい……蛾の数が目に見えて減っていくぞ」

僧侶「でも戦士は…? 戦士は大丈夫なの…!?」

 戦士の体からは至る所から血が流れている。
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53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/30(日) 17:33:51.05 ID:AszI6XDJ0
 武道家はゆっくりと地面に戦士の体を横たえた。
 僧侶は戦士の体に回復と、とりあえず解毒のための治癒呪文をかけ続けている。
 勇者の姿はない。

勇者『二人はどんどん先行ってほら! 殿は俺が引き受けるから!! ほらダッシュダッシュ!!』
以下略



54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/30(日) 17:35:54.38 ID:AszI6XDJ0
勇者「んなあああああああああ!!!!」

 勇者が洞窟から転がり出てきたのはそれから数分後だった。

勇者「疲れたあああああああああ!!!!!! もう一生分働いた!! もうええやろ!! もう後は隠居して可愛い嫁さん貰ってぐーたらしてええやろおおおお!!!!」
以下略



55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/30(日) 17:37:34.97 ID:AszI6XDJ0


僧侶(水の精霊の加護を得るためには、『僧侶』として過酷な修業を積まなければならない)

僧侶(同様に、火の精霊の加護を得るためには、『魔法使い』としての修業を……)
以下略



56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/30(日) 17:39:40.63 ID:AszI6XDJ0
武道家「さて、これからどうする? 戦士の容体も僧侶の治癒で落ち着いてはいるが、完治はしていない。やはり、神官クラスの『僧侶』に看てもらう必要があるだろう」

僧侶「ここから町までそう遠くないとは言え、眠っている戦士を運びながらでは時間もかかります。それに、戦闘面でも不安が残ります。戦士を庇いながらでは、とてもいつもの様に戦えるとは思いません」

勇者「あー、その辺は大丈夫。心配いらないよ。これを使う」
以下略



57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/30(日) 17:41:21.75 ID:AszI6XDJ0
 翌日―――『精霊の祠』深部。

武道家「せいやッ!!」ドゴム!

僧侶「武道家さん! 回復します!」
以下略



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