過去ログ - 老紳士「あなたの『理想』、叶えましょう」
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12: ◆BEcuACNawuaE[saga]
2014/11/04(火) 00:01:29.44 ID:uva25JCT0

俺の『理想』、それは「痛い」奴らを晒しあげることだ。
晒しあげて助けてやることだ。
いつもやっていることだし、それで間違いないはずだ。
そして、俺の周りから「痛い」奴らを消しされば、俺が迷惑することも無くなる。
以下略



13: ◆BEcuACNawuaE[saga]
2014/11/04(火) 00:03:59.03 ID:uva25JCT0

翌日。

昨日のことが夢ではないことは、ネットの掲示板を見たらすぐにわかった。

以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/11/04(火) 00:04:13.80 ID:UbGF9jtj0
期待


15: ◆BEcuACNawuaE[saga]
2014/11/04(火) 00:07:19.47 ID:uva25JCT0


二週間後。

「××……お前どうしたんだ? 生気を失ったみたいだぞ」
以下略



16: ◆BEcuACNawuaE[saga]
2014/11/04(火) 00:10:23.85 ID:uva25JCT0

△△株式会社、聞いたことはある。
でも、その会社は――

「……先輩、喜んでいていいんですか?」
以下略



17: ◆BEcuACNawuaE[saga]
2014/11/04(火) 00:12:51.04 ID:uva25JCT0

「お前はさ、なんというか何もしないことで自分の格を保とうとしていないか?
 何もしなければ恥をかくこともない、失敗することもない。そう考えているだろ?
 そして、自分の周りで失敗したやつらを『痛い』って晒しあげることで、
 何も築き上げていない自分をごまかそうとしていないか?」
以下略



18: ◆BEcuACNawuaE[saga]
2014/11/04(火) 00:19:54.67 ID:uva25JCT0


その日の夜。

「クソが、クソが、クソが!」
以下略



19: ◆BEcuACNawuaE[saga]
2014/11/04(火) 00:25:19.04 ID:uva25JCT0

「□□! ○○は、あいつはまだ『痛い』やつだぞ!」
「おや、あなたの基準ではあの方はもう、そうではないように思えますが?」
「うるさい! とにかく、とにかくあいつを……」
「ああ、まだ『痛い』人は残っていましたね」
以下略



20: ◆BEcuACNawuaE[saga]
2014/11/04(火) 00:28:06.88 ID:uva25JCT0



気が付くと、俺は右手を上げた□□の前に座り込んでいた。

以下略



21: ◆BEcuACNawuaE[saga]
2014/11/04(火) 00:30:01.86 ID:uva25JCT0

「わかっていた……」

俺は□□の前で泣き崩れた。

以下略



22: ◆BEcuACNawuaE[saga]
2014/11/04(火) 00:33:30.80 ID:uva25JCT0


それから。

俺はとても遅い就活を開始し、周りから驚かれていた。
以下略



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