過去ログ - 浦島太郎「あんなところに女性が倒れている。助けなければ」
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95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/08(土) 04:34:02.59 ID:TNfhYiwFo
カメ「一度、海の王族となった身です。簡単にはいきませんよ。竜王様も血眼になって探すことでしょう」

妃「知っています。私とて生半可な覚悟で地上に戻るわけではありませんから」

カメ「な、なにを……」

妃「玉手箱を持っていきます」

カメ「な!? なんですって!?」

妃「あれを使えば、王族からは離れることができる。そうでしたね?」

カメ「し、しかし、あれは……王族から抜け出すための最終手段でありまして……」

妃「大昔、空や大地に憧れた海の者が玉手箱を作り、それを用いて海を離れた。鳥や人間の先祖はそういった者たちでしたね」

カメ「ええ。ですが、封印されて久しき玉手箱です。貴方がどうなってしまうのかは見当もつきません。人間ではなくなってしまう可能性もあります」

妃「……」

カメ「もし、人間でいられなくなったらどうされるおつもりですか?」

妃「そのときは……誰かにこの子をお願いするしかないでしょうね……」

カメ「えぇぇ……!?」

妃「竜王の子ですから、海の者に拾ってもらえるとありがたいですね」

カメ「妃……本気なのですね……」


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