過去ログ - 吹雪「迎えを待っていたんです」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/07(金) 04:49:02.76 ID:q7gxAmtgo
その日はまさに夏真っ盛りといった具合で、さんさんと照り付ける太陽があまりにも熱かったせいでしょうか

どこか責め立てられるような感じがして、少しうんざりしていたんです

いつまで経っても迎えがこないもんですから、ならいっそ自分から行ってやろうと思って

それで急に立ち上がったら、なんだかぼーっとしちゃって、身体がふわふわとしていて、それがどこか気持ちよくて

だからなのかはわかりませんけど、その時私には見えたんです

見間違いかとも思ったけど、それは確かに




「妖精…さん?」




ぼやけた視界とふやけた思考がそれを捉えてしまった瞬間

きっとその時から、私の運命は決まっていたんです

あの大海原の、水平線のそのまた向こう側へと、きっと私は

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