過去ログ - 吹雪「迎えを待っていたんです」
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52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/03(水) 22:25:39.01 ID:sQ4l+FLzo
それからずっと一人でここにいましたが、やはり誰の目にも止まらないようです

誰とも口を利かないまま、ただ海だけを見て過ごしてきました


「艦娘についての説明は、まだしてなかったと思うんだがな」


軍人さんがやっとのことで口を開きます、その表情がこんなにも苦々しいのはどうしてでしょう


「私だってちゃんと考えて話を聞いてるんですよ」


深海棲艦は、海に沈んだ艦艇の霊格に怨霊の霊魂が乗ったもの

空っぽの器に水底の泥を注ぎ込んでいる


それに対抗できる、同じように艦艇の武装を持つのが艦娘

そして艦娘になれる人を探して私に声をかけた



軍人でもなかったあなたが軍属になって自ら足を運んでいるなら

きっと、そういうことなんですよね


「確かに生きた人間には艦娘になるのは普通に考えると無理だろうな」


閉じられていた口を開いて軍人さんが説明をしてくれます


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