13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/11/21(金) 01:32:55.55 ID:FzFnVzG60
次第に重くなってゆくクラブの空気に耐え切れなくなり、私は帰途につく事にした。
「それじゃ、おやすみ・・・」
同僚からの返事はない。みな渋い顔をして下を向くだけだ。
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/21(金) 01:57:43.36 ID:FzFnVzG60
「・・・・・・東部前線の状況は悪化しつつあるらしい」
背後で話す将校たちの会話が聞こえる。
「ポールスカでは奴等に普通の兵器じゃ歯が立たんそうだ」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/21(金) 02:21:52.61 ID:FzFnVzG60
聞き耳を立てるのはそこまでにして、私は吸いさしを床に落としてブーツで踏み潰した。
徐々に喧騒を取り戻していく将校クラブを尻目に歩き出す。
将校クラブから私のアパートに帰る道はいくつかある。
私はまず人通りのある明るい大通りから帰ろうかと思ったが、すこし夜風に当たりたくなったのでいつもより遠回りすることにした。
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