過去ログ - 十神「愚民が…!」腐川「医者なら救ってみなさいよ、ドクターK!」ジェノ「カルテ.5ォ!」
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111: ◆takaJZRsBc[saga]
2014/12/06(土) 23:24:50.81 ID:bG7RJr3r0

「それで、見せたいものとは?」

「これだよ、これ!」


視界には入っていたが、そこには作りかけの何かがあった。


「棚か?」

「おう! 道具は倉庫から持ってきてよ、材料はモノクマに持ってこさせたんだ。
 初めてだから色々四苦八苦してるけど、物を作るって案外楽しいもんだな」

「フフ、良かったじゃないか」


部屋をよく見回すと、確かに工作に使う道具や材料が散乱している。机の上には
『初めての工作』、『誰でもできる!DIY入門』など専門書が色々と置いてあった。


「ちゃんと勉強してるんだな」

「ああ。ちゃんとセンセイに師事できる兄弟と違ってこんな所じゃ弟子入りする
 相手もいねえし、あんまり我流でやりすぎても良くないからな」

「俺の知り合いに建設業を行っている者がいる。お前のように元荒くれ者達だ。今度紹介しようか?」

「おう、頼むぜ。高校卒業したらすぐに弟子入りさせてくれ」

「卒業後すぐにか。お前、大学には行かないのか?」

「……行こうにも、俺は頭わりぃしなぁ。今から勉強したってどうせムリだろ」


大和田はサラリと言ったつもりだったが、一瞬だけ見せた苦い表情をKAZUYAは見逃さなかった。


「お前、本当はみんなと同じように大学に行きたいんじゃないか?」

「……そりゃあ、行けるなら行きてえよ。でも今から勉強したって間に合わねえし、
 うちは金の余裕もないからな。俺の頭でバイトと勉強両立させるのは厳しいだろ?」

「確かにな……フム」




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