過去ログ - 御坂「――――私は私、よね」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/23(日) 00:10:11.24 ID:XacTLzx30
「――――――――――――――まさか、ね」

御坂は右に曲がった廊下を進む。
やはり薄暗く、汚れ錆びた廊下には同じようにいくつかのドアが左右に見える。その全てが開いていた。
歩き出すと、床に転がっていたボロボロのラジオから突然音声が流れ始めた。

『3802910023』

流れる自分の声に、御坂はじっとそのラジオを凝視する。

『娘はいつも通りに起きて、いつも通りに挨拶したのよ。そしていつも通りに一日を送った』

御坂はすぐにラジオを無視し、一番近くにある部屋へと歩く。
だがその目前に立った瞬間。バタン!! と開いていたドアが突然閉まった。

「…………」

『そして娘は帰って、言ったの。「ただいま」って』

次の部屋へと向かう。……やはりバタン!! とドアは閉まった。

『でも、聞いてもらえなかった。そこで娘は思ったわ』

御坂はその部屋を諦め、次の部屋を見据える。
その瞬間、全ての開いていたドアが一斉にバタン!! と閉まった。
御坂が全ての扉の閉まった廊下を歩いていくと、


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