3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/26(水) 05:46:26.18 ID:RnBvvHTn0
ある日、そんなネジが飛んでるクールビューティーに話しかけた。
「なあ」
と、俺はさりげなく振り返りながらさりげない笑みを満面に浮かべて言った。
「しょっぱなの自己紹介のアレ、どのへんまで本気だったんだ?」
読書をしていた長門有希は本から顔を上げてまともに俺の目を凝視した。
「あなたの質問の意図が不明」
そう言って、意味が解らないと感じの風情で小首を傾げる。
「いや、だから自律進化の可能性がどうとか」
「あなたは自律進化の可能性を秘めてるの?」
大まじめな顔で訊きやがる。
「…違うけどさ」
「違うけど?」
「…いや、何もない」
「そう」
長門はそれだけ言うと興味を失ったかのように読書を再開した。
もはや話しかけることもままならぬと判断した俺は諦めて前を向いた。
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