過去ログ - 花陽「その柔らかな細腕で」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/26(水) 23:07:21.34 ID:Fuq4CkdS0
 しとしと、しとしと。雨が降って、降って、降って――

 白い部屋に、少女が一人。
 部屋と同じように白い服に身を包んで、ただただ静かにそこに居た。
 瞼を閉じて、何かを待つように。

 彼女――小泉花陽はスクールアイドルである。いや、「だった」と言うべきだろうか。
 友人に背中を押されて参加したスクールアイドルグループで、幾つもの壁を乗り越え、有終の美を飾り――だが。
 ほんの数カ月前に起こった凄惨な事故に巻き込まれ、結果としてもう二度と大地を踏みしめることが出来なくなった彼女は、壊れかけた心を携えて、この部屋で佇んでいる。


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