20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/27(木) 23:54:21.75 ID:McEK2sxMo
でも目を逸らさなきゃと思いながら思わず見入ってしまった妹の裸は綺麗だった。あれ
だけ遊んでいるビッチとは思えないほど。
白い肌。思っていたより控え目な胸。細い手足。
「ねえ。これでもあたしってガキなの?」
妹が僕の方に近づいてきた。「あたしを見てどう思った?」
クスクスと笑う妹の声。
「あ、そうか。お兄ちゃんってキモオタだから見ただけじゃわかんないのか」
「おい、よせよ。僕たちは兄妹だろ」
「何言ってるのよ。本当の兄妹じゃないじゃん。それにそんなことは今関係ないじゃん」
妹が裸の腕を僕の首に巻きつけようとした時だった。
「あれ、何か揺れてるよ。あれ」
シャワーを浴びたことも効果がなかったようだった。妹は酔いが回って目を廻したのだ
ろう。
妹が床に崩れ落ちる寸前に僕は妹の裸身に手を廻して辛うじて彼女を支えることができ
た。
妹は僕に抱きかかえられたまま寝入ってしまった。酔いつぶれている人間を二階の部屋
のベッドに運び込むことがこんなに大変なことだと僕はその日初めて思い知らされた。
手っ取り早くお姫様抱っこしようとしてもぐんにゃりとした妹の体はとても持ち上げる
ことはできなかった。結局僕は妹をの肩を抱きかかえて半ば無理に立たせた彼女を引き摺
るようにしながら、ようやく二階の彼女の部屋に運び込むことができた。
もう下着とか服を着せるのは無理だった。僕は妹をベッドに投げ出してこいつの裸身に
毛布をかけてから自分の部屋に戻った。
泣きたい気分だった。仲の悪い酔った妹から裸を見せつけられるような悪ふざけをされ
た。早寝するどころではないうえ、明日、というか今日の早朝には寝不足のまま、ナオに
会って告白の返事をしなければならないのだ。
いや、そんなことを嘆いている場合ではない。とにかく寝過ごしてはいけない。僕は目
覚まし時計のアラームを確認すると携帯のアラームもセットした。明日だけは何としても
遅刻できない。
僕は再びベッドに潜った。ようやく眠りについたとき、その短い眠りの中で夢を見た。
夢の中の少女はナオでもあり妹でもあった。そしどういうわけか夢の中の少女は清楚で恥
かしがりやで、でも積極的な女の子だった。
夢の少女は全裸で僕に微笑んだ。
『一目惚れとか軽い女だと思われるかもしれないけど、お兄ちゃんのこと気になってるの、
と言うかはっきり言うとお兄ちゃんのことが好きです』
『ナオトさん、これでもあたしってガキなの?』
『ナオトさんあたしを見てどう思った?」
クスクスと笑う妹の声。いやそれはナオの声だったのか。
「あ、そうか。ナオトさんってキモオタだから見ただけじゃわかんないんですね」
俺に抱きつこうとするナオ、いやそれは妹なのだろうか。
その時、時計と携帯のアラームが同時に鳴り出し僕は目を覚ました。嫌な汗が全身を濡
らしていた。
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