過去ログ - まだ、題名がない青い春の物語 U
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21:名無しNIPPER[sage]
2015/01/30(金) 22:56:47.81 ID:q/+GxWfgo
今週こそ書きます


まだ落とさないでごめん


22:名無しNIPPER[sage]
2015/01/31(土) 11:26:47.61 ID:3YIBqkC9o
がんばって保守るぜ


23: ◆aLYTkc0YKI[saga]
2015/01/31(土) 21:56:19.45 ID:atZzn7KGo

今年は珍しくクリスマス前だというのに雪が降っていた。
天気予報士は、空気が乾燥している状態で、気温が低い状況に雲が発生すると雪になるとのことだ。
普通は冬場でも雨が降る地域だが、今年は例年より冷え込んでいて空からは痛い槍のような綿が頬を貫いてくる。

以下略



24: ◆aLYTkc0YKI[saga]
2015/01/31(土) 21:56:45.57 ID:atZzn7KGo
俺は彼女が好きになってしまったのだ。
最初は、女の子から好意を抱かれることに喜んでいただけだ。それを上から目線で否定していた。
時期を重ねることに、先輩との出会いや、海の事件、文化祭などを重ねていくことに
彼女へ募る思いは複雑になっていった。そして彼女が俺を否定した時、初めて彼女の存在を大きく捉えてしまった。

以下略



25: ◆aLYTkc0YKI[saga]
2015/01/31(土) 21:57:13.86 ID:atZzn7KGo
それは今は俺ではないこと。
そう思えばいい。

だから俺は走りだした。
ボロボロになった靴紐を結び直し、東福寺涼の場所へ向かう。
以下略



26: ◆aLYTkc0YKI[saga]
2015/01/31(土) 21:58:05.44 ID:atZzn7KGo
彼女の家は、良家という程でも無いがやはり大きい。
本当にきれいな佇まいで、ガーデニングも立派でよく手入れがされている。
彼女の部屋はどこかわからないし、彼女が帰ってきているかも分からない。
インターホンを鳴らしたところで、父親か母親が現れ、俺みたいな舌足らずな若者は早々に論破されて
俺の物語は終わってしまうだろう。
以下略



27: ◆aLYTkc0YKI[saga]
2015/01/31(土) 21:58:33.15 ID:atZzn7KGo
「東福寺涼! 俺は好きだから」

文面ではきちんと話しているが、ら辺りはちょっと小さかったかもしれない。
届いていないかもしれないが、それでいい。

以下略



28: ◆aLYTkc0YKI[saga]
2015/01/31(土) 21:59:02.54 ID:atZzn7KGo

その後は河川敷の公園にまで自転車を飛ばし
息を切らしながら、ベンチに座り込んだ。なんていうか不思議な感覚だ。
こういう感情は初めてかもしれない。ただ純粋に赴くままに愛を叫ぼうとしたこと。
愛というと本当に臭いセリフだ。魂までロックに捧げた男のセリフなんかじゃない。
以下略



29: ◆aLYTkc0YKI[続く]
2015/01/31(土) 22:00:51.91 ID:atZzn7KGo
今日はここまでです。遅くてすみません
そして少なくてすみません。
要約すれば、彼女の家に行って外で「好き」と言っただけなのにね

それでは近いうちに…………。


30:名無しNIPPER[sage]
2015/02/01(日) 20:15:11.37 ID:W/Rc9Nevo
おつ
待ってたかいがあった


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