過去ログ - まだ、題名がない青い春の物語 U
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24: ◆aLYTkc0YKI[saga]
2015/01/31(土) 21:56:45.57 ID:atZzn7KGo
俺は彼女が好きになってしまったのだ。
最初は、女の子から好意を抱かれることに喜んでいただけだ。それを上から目線で否定していた。
時期を重ねることに、先輩との出会いや、海の事件、文化祭などを重ねていくことに
彼女へ募る思いは複雑になっていった。そして彼女が俺を否定した時、初めて彼女の存在を大きく捉えてしまった。

以下略



25: ◆aLYTkc0YKI[saga]
2015/01/31(土) 21:57:13.86 ID:atZzn7KGo
それは今は俺ではないこと。
そう思えばいい。

だから俺は走りだした。
ボロボロになった靴紐を結び直し、東福寺涼の場所へ向かう。
以下略



26: ◆aLYTkc0YKI[saga]
2015/01/31(土) 21:58:05.44 ID:atZzn7KGo
彼女の家は、良家という程でも無いがやはり大きい。
本当にきれいな佇まいで、ガーデニングも立派でよく手入れがされている。
彼女の部屋はどこかわからないし、彼女が帰ってきているかも分からない。
インターホンを鳴らしたところで、父親か母親が現れ、俺みたいな舌足らずな若者は早々に論破されて
俺の物語は終わってしまうだろう。
以下略



27: ◆aLYTkc0YKI[saga]
2015/01/31(土) 21:58:33.15 ID:atZzn7KGo
「東福寺涼! 俺は好きだから」

文面ではきちんと話しているが、ら辺りはちょっと小さかったかもしれない。
届いていないかもしれないが、それでいい。

以下略



28: ◆aLYTkc0YKI[saga]
2015/01/31(土) 21:59:02.54 ID:atZzn7KGo

その後は河川敷の公園にまで自転車を飛ばし
息を切らしながら、ベンチに座り込んだ。なんていうか不思議な感覚だ。
こういう感情は初めてかもしれない。ただ純粋に赴くままに愛を叫ぼうとしたこと。
愛というと本当に臭いセリフだ。魂までロックに捧げた男のセリフなんかじゃない。
以下略



29: ◆aLYTkc0YKI[続く]
2015/01/31(土) 22:00:51.91 ID:atZzn7KGo
今日はここまでです。遅くてすみません
そして少なくてすみません。
要約すれば、彼女の家に行って外で「好き」と言っただけなのにね

それでは近いうちに…………。


30:名無しNIPPER[sage]
2015/02/01(日) 20:15:11.37 ID:W/Rc9Nevo
おつ
待ってたかいがあった


31:名無しNIPPER[sage]
2015/02/03(火) 14:06:21.31 ID:JJ09gOwPo
つづきたのしみ


32:名無しNIPPER[sage]
2015/03/04(水) 22:35:39.02 ID:UqLIFv+eo



33:名無しNIPPER[sage]
2015/03/25(水) 20:16:16.95 ID:SGCfVyS9o



34:名無しNIPPER[sage]
2015/03/27(金) 17:41:42.91 ID:D48ansxIo



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