過去ログ - P「理想のプロデューサー」 雪歩「1ですぅ!」
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35:雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ[saga sage]
2014/11/30(日) 00:26:05.51 ID:V8Jd/IHE0
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今、私はステージに立っている。

場所は普段のダンスレッスン場、観客とも同じ段にいる。

けれども皆の視線は全て私に注がれている。

プロデューサーの目もレッスンの時とは違う、品定めをするような真剣な目つき。

ほどよい緊張・・・今は知らない人の前に立ったわけじゃないから気が引き締まる程度の心地よい緊張感。

これが知らない人、さらには男の人だったらと考えると・・・。

だからこそ、今は大丈夫だって思える。

・・・まあいずれはそんな状況でも堂々たる立ち居振る舞いを見せなければならないんだろうけど。

P「準備はいいか?」

プロデューサーの準備が整ったみたい。

声は出さずに首を縦に振る。

それを受けたプロデューサーの手がラジカセに伸びる。

そして・・・曲が始まる。

皆とのレッスンで。プロデューサーとのレッスンで。昨日や一昨日は家でも聞いた曲。

曲を聞いた瞬間から体が動く。殆ど無意識で。

皆の目が見開かれ、軽いどよめきが起こった気がした。

プロデューサーに言われたことが浮かんでは消え、また浮かんでは消える。

どんな小さなことでも指摘し、修正個所を教えてくれた。

未だ完璧にはならない。一回言われたことを何回も間違えることもあった。

でもそのミスは段々と減っていく。そのミスを潰していくことが自分の上達を感じられて好きだった。

一昨日より昨日。昨日より今日。今日は明日のために!


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