過去ログ - 【艦これ】提督「なぁ、山城」 オイゲン「三つめです! ビスマルク姉さま!」
1- 20
972: ◆vkx/VtAX92[saga]
2015/05/30(土) 22:00:35.29 ID:pb2MF0Xs0

ギャーギャーとわめく声が繰り広げられていた。醜い、と普通のものなら思うだろうが、彼女、リットリオにはそれがほほえましく、そしておかしみを含んだ光景に見えたため、おもわずクスリと、笑みがこぼれた。

『あ? 今の声って、接触回線?』

その声に気がついたのか、グラダー(操縦者)が辺りを見回し、そして一つのウィンドウが開かれていることを発見する。それと同じように、オペレーターも頭部の席でそれを認め、いきてたみたいでっせーと不抜けた声を出した。

『ああ、本当だよかった、じゃねえ!!』

ウィンドウでこちらを正面から見返すと、

『こちら日本新海軍所属二足歩行戦闘機シウン、貴艦の信号をこれより38キロ地点にて駆逐艦磯風にて受信したため救援に駆け付けた。これより詳しい話はあとだ、そちらに向かう』

と、鎮座していた二足歩行戦闘機から空気が抜ける音が聞こえた。顔をあげると二足歩行戦闘機の胸部より空気が漏れ、そして、装甲がスライドしていく。

そこから一人の男がでてきた。二十代と思しいが、三白眼が強面の印象を与えている。左目が真っ黒に染まっているのはドールアイ(機体制御システム)をかねた義眼であるからだろう。その男は、こちらを向くと、そのまま、飛んだ。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/443.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice