69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/19(金) 20:46:10.02 ID:eii5uwpRO
退院して来たコナン君は、まるで死人の様に見えた。
眼には光は全く無く、顔には生気は全く感じられなかった。
今のコナン君も明るいとは言えないけど、あの時に比べたら遥かにマシに見える。
70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/19(金) 21:09:38.78 ID:KsQ1YYBhO
面白すぎ
71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/19(金) 21:29:10.85 ID:eii5uwpRO
そんなコナン君を見てしまっては、もう何も聞く気にはならなかった。
ただただ心配だった。
何故こんなに辛そうなんだろう。
72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/19(金) 21:36:15.45 ID:eii5uwpRO
何でも無い、と突き放すコナン君に2人は激しく詰め寄った。
今思うと、あの2人が詰め寄った気持ちも分かる。
突然起きた出来事に納得が行かない。
73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/19(金) 21:42:25.29 ID:eii5uwpRO
でも2人は止まらなかった。
元太「何とか言えよ、コナン!」
コナン「......」
74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/19(金) 22:10:04.98 ID:eii5uwpRO
どうでも良いんだ。
そう呟いたコナン君の迫力に私達は圧倒された。
もの凄い重みのある声だった。
75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/19(金) 22:22:03.20 ID:eii5uwpRO
学年が進むにつれクラス替えもあり、会う事そのものが激減した。
幸い、私はずっとコナン君と一緒だったがあの2人とは2度と同じクラスになる事は無かった。
中学校までは一緒の学校ではあったけど、結局1度離れた関係はなかなか近寄る事も無く日々は過ぎて行った。
76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/19(金) 22:31:12.12 ID:eii5uwpRO
きっと2人は、怨みをぶつけたかったのだ。
私とコナン君を直接怨んでいなくても、小さな頃からの想いを踏みにじられたやり場の無い怒りをぶつけたかったのだ。
そんな気持ちをぶつけられて、私の心は重く沈んだ。
77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/19(金) 22:50:40.93 ID:eii5uwpRO
それでも尚、私はコナン君に付いていった。
少年探偵団がバラバラになった原因の1つが私があの2人に眼を向けずコナン君だけを追い求めた事だとしても。
コナン君からの見返りが無いとしても。
78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/19(金) 22:55:07.83 ID:eii5uwpRO
それをきっかけに、私には笑顔を見せてくれる機会が増えて行った。
人との付き合いはあまりしないけとま、私には素顔を見せてくれると思っていた。
少しずつ立ち直ってくれていると思っていた。
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