過去ログ - 【小ネタ版】幻想にのたうち給う【幻想入り】
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13: ◆eohhG1Orlc[saga]
2014/12/04(木) 02:39:04.43 ID:G2ivB1fDo

「フランは良くも悪くも素直な可愛い妹。しかし、些か感情が幼すぎる。私も未熟な所があるのは自覚しているけれど、貴方を正当に評価出来るのは私。跪くべき相手は、私」

「……」

「わかるかしら、安藤=バアル・ゼブル。聡明な貴方なら、きっと気付いていたに違いないでしょう。私は貴方に”お熱”なのよ」

 知っていた。しかし、知らぬフリをしていた。そんなことがあってはならないと思っていたから。

「そして、私も気付いている。貴方が私に心を傾け始めている事に。フランには勿体無い。私にこそ、貴方は相応しい」

「それは」

「違うと、断言するかしら? フランに後ろめたく思うから? いいえ、そんなのは嘘。貴方は私を受け入れ始めているのだから」

 身体が疼く。

「フランは貴方の全てを肯定する。私も貴方の全てを肯定する。そして、認める。褒め、讃える。掛け値無しに貴方は素晴らしいと」

「それは、それこそ私の、台詞に御座います」



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