過去ログ - 【小ネタ版】幻想にのたうち給う【幻想入り】
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◆eohhG1Orlc
[saga]
2014/12/07(日) 02:12:53.67 ID:/GqTrTx+o
現「この白玉楼を守るのは俺とお前ぞ。お前を守るのは俺だし、俺の背中を預けるに値するのは、妖夢。お前だけだ」
妖夢「……師匠」
現「本音を言えばな」
くすりと笑って、俺は言う。
現「愛する者に、いつまでも名前を呼んでもらえないのは、ちょっと寂しい」
その言葉を聞いて、妖夢はキョトンとした表情を浮かべた後、
妖夢「……ふふ、何とも前置きが長いですね」
そう言って、小さく微笑んだ。
現「我ながら、回りくどいと思うよ。そうしなければ、羞恥の方が感情を上回ってしまう様だ」
本音というものを、真っ直ぐに言い放つ度量がどうやら俺にはないらしい。
妖夢の表情がころころと変わるのが楽しかったとうのもあるが、それは些か意地が悪かったかな。
妖夢「普段から色んな女性を口説いている方が、何を言いますか」
現「いや、そんなつもりなんて何処にもないのだが……」
何故かそう取られてしまう事が多い。何故だろうか?
妖夢「いつか後ろから刺されますよ、私に」
現「ほう、それはそれで楽しみだな」
妖夢「冗談を勘違いに持っていかないでくださいよ」
現「いやいや、お前とまた死合いが出来るなら、それもそれで嬉しいものだぞ」
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