過去ログ - 海未「離陸する夜/鎖をぬけて」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/04(木) 03:37:22.57 ID:qag8A9teo

 振り子の幅はやがて縮まり、
 私は穂乃果の手の中へ返るようにして、元の場所で停まります。

 もう日付が変わる頃、
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/04(木) 03:37:58.92 ID:qag8A9teo

 十数分して辿りついたのは、近くのマンションの屋上階です。

 金網越しに風が強く吹き付け、
 地上の町明かりは
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/04(木) 03:38:35.24 ID:qag8A9teo

   穂乃果、ごめんなさい。
   私と穂乃果は結ばれてはいけないんです。


以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/04(木) 03:39:11.54 ID:qag8A9teo

 父上、母上、申し訳ございません。

 私は、私たちは今から、この夜空に飛び立ちます。

以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/04(木) 03:39:47.84 ID:qag8A9teo



 ……握りしめたもう一方の手が、動きません。

以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/04(木) 03:40:24.19 ID:qag8A9teo

 それは固く冷たい鎖のようでした。

 愛する人の柔らかな手が、
 そのとき、
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/04(木) 03:41:00.52 ID:qag8A9teo

 その瞬間息の根や心臓まで止まってしまうほど物凄い力で後ろへ引きずり込まれて
 視界がくるりと天上へ向かい私の頭と肩は冷たいコンクリートの底面に叩きつけられ
 間髪おかずに服ごと引きずり込まれたその先は、

以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/04(木) 03:41:36.84 ID:qag8A9teo

   ねえ、海未ちゃん。
    私、海未ちゃんのこと、すきだよね?


以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/04(木) 03:42:13.17 ID:qag8A9teo

 私は大変な過ちを犯してしまいました。


 ここは この生まれ育った町内で一番高い所で、
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/04(木) 03:42:49.49 ID:qag8A9teo

「海未ちゃん」


「なんですか、穂乃果」
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/04(木) 03:43:25.81 ID:qag8A9teo

 相変わらず子供じみた提案でした。

 あんまりにも幼稚で、
 まるで成長していないみたいで、
以下略



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