過去ログ - アスナ「森の家に、お風呂を取り付けてみた」ユウキ「え、ボクも入るの?」 (SAO)
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◆/BueNLs5lw
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2014/12/08(月) 23:55:38.02 ID:fjS/Q13/0
誰も、ボクらを止めはしなかった。
誰も、難しく考えることはなく、
当のボクでさえ、楽観的で、他人任せで、
ただ、彼女の肩に乗って、彼女に従った。
以下略
21
:
◆/BueNLs5lw
[saga]
2014/12/09(火) 00:33:55.74 ID:t0tUka2h0
「ユウキ、今、笑った?」
アスナの方を見る。
線の細い横髪を耳にかけながら、彼女はボクに話しかけた。
車内で向かい側に座っていた男性が首を少しもたげた。
以下略
22
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◆/BueNLs5lw
[saga]
2014/12/09(火) 00:36:26.98 ID:t0tUka2h0
ちょっとここまで
23
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◆/BueNLs5lw
[saga sage]
2014/12/09(火) 00:50:09.72 ID:t0tUka2h0
やっぱもうちょい続けます
24
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◆/BueNLs5lw
[saga]
2014/12/09(火) 01:13:43.12 ID:t0tUka2h0
電車で行き着いた三崎口駅は閑散としていた。
まぐろラーメンと書かれた上りが、海風に煽られている。
少し薄暗いのは陽が落ち始めているからか。
灰色の雲間から這い出る西日が、綺麗だった。
以下略
25
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◆/BueNLs5lw
[saga]
2014/12/09(火) 01:40:45.41 ID:t0tUka2h0
7駅程どこに止まるでもなく通り過ぎたところで、
バスは天神町へ到着した。
アスナはバスを降りて、しばらく県道沿いに歩を進めた。
シャッター街が続く。
以下略
26
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◆/BueNLs5lw
[saga]
2014/12/09(火) 02:03:53.02 ID:t0tUka2h0
階段を降りきると、雑木林に隣接した一本道が続いていた。
年代を感じさせる家々とに挟まれ、隣県とは思えないノスタルジーに包まれる。
道の先には夕日が見えた。
アスナが息を吐いた。
以下略
27
:
◆/BueNLs5lw
[saga]
2014/12/09(火) 02:37:54.72 ID:t0tUka2h0
勾配のきつい坂を暫く進むと、
視界がぱっと開け青空が広がった。
下にはキャベツ畑。まるで湿地帯のようだ。
息を弾ませるアスナは少し立ち止まった。
以下略
28
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◆/BueNLs5lw
[saga]
2014/12/09(火) 03:05:20.28 ID:t0tUka2h0
何をするでもなく、ボクらは小さく波立つ海を眺める。
水平線には時折、大型の船舶が横切っていった。
「……アスナ」
以下略
29
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◆/BueNLs5lw
[saga]
2014/12/09(火) 03:56:12.62 ID:t0tUka2h0
「あの試験室を出てからね、ずっと考えてたんだ。ユウキが行きたい場所について……」
「ううん、いいの……ボクのワガママに付き合ってくれただけで、幸せだよ」
「逃げるのはやめたの?」
以下略
30
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◆/BueNLs5lw
[saga]
2014/12/09(火) 04:32:36.32 ID:t0tUka2h0
時間が惜しいとか、かっこつけて、
ボクはいつも怯えていた。
「……ユウキ」
以下略
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