20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/12/14(日) 18:19:45.83 ID:F6x1vvEx0
「そっか。それじゃあしょうがない。無理に引っ張ってくわけにもいかないしな。あきらめよう」
「あ……」
こんな簡単に、あきらめちゃうんだ。
そっか、そうだよね。私がアイドルにならないって言ってるんだもん、しょうがないよね。
もしかして、心のどこかで、むりやり引っ張っていってくれるのを期待してたのかもしれません。
でも、そんなことあるはずないです。そんなのいけないことだもん。
だからこの話は、ここでおしまい。
ずっとなりたかったアイドルの夢も、おしまい。
これからもずっとがまんして、良いお姉ちゃんでいないと。
これからもずっとあきらめて、良い娘でいないと。
これからもずっと泣きながら、良い生徒でいないと。
「えぐっ……ひっく……」
いつもならがまんできるのに、なんでか今日は、むりでした。
そんなに私は、アイドルになりたかったのかな。
それとも、この公園でだけは泣いていいって決めてあるからかな。
私がみっともなく泣いていると、プロデューサーさんはゆっくり近づいてきて、私の頭をやさしくなでてくれました。
プロデューサーさんは私をゆっくりベンチに座らせて、となりに座って、私が泣きやむまでずっと頭をなでてくれました。
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