132: ◆P8QHpuxrAw[saga]
2014/12/18(木) 22:45:47.90 ID:IGWiyhN40
唇が重なっていたのはほんのわずかな時間で、兎角は何も言わず、何事もなかったかのように、また晴について歩みを進めた。
晴は今の出来事に気付いていない。
しえなは高ぶる鼓動を抑えようとして心臓の辺りを一度だけ、とんっと叩いた。
そして、平静を装ってまた歩き出す。
前を見れば兎角の頭があって、そのさらさらとした髪の毛を見ていて気付いた。
耳が真っ赤だ。
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