過去ログ - A国兵「あ、私3枚ね」B「………ほら」
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/12(金) 22:13:04.87 ID:E0Ch2hAFo
支援


21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/13(土) 00:15:11.78 ID:rIsSZv/b0
アルフレッド「隊長…なんとか彼女だけでもこちらに寄越すのは…」

ブルース「お前も無理なのは分かっているだろう。この時期に元敵国の、しかも政府関係者を迎えるなんて!それに彼女の生活もある。我々には彼女を救える手立ては残されていない」

ブルースもまたジョンと同じ気持ちであった。ただ違うのはその様なやりきれない理不尽を軍人時代に幾つも耐えて来た事だ。そのためどの様な事態になろうとも冷静な判断を下せられる。事実、彼の着任後この警備隊において目立った事件は無かった
以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/13(土) 00:34:25.30 ID:rIsSZv/b0
ジョンはいつもと変わらず警備にあたっていた。大きなリュックサックを背負っていることを除いては

ブルース『忘れるな。先ほども言ったがこれは彼女救うのではない、あくまで彼女自身の賭けだ』

ジョンは結果的に彼女が最後まで無事になれるならそれでもいいと思っていた。この戦争はほぼB国が勝つと言ってもいい。だからこそ行動しなくては。戦争に略奪、強姦、不当な処刑は付き物だ、仮に全てをまぬがれたとしても後々ここの監視記録を見られたらおしまいだ。
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/13(土) 09:55:43.24 ID:rIsSZv/b0
しばらく待っているとリカがやって来た。

リカ「あれっ、どうしたのジョン?そんな大荷物を抱えて…」

ジョンは実行する前に最後まで彼女の選択を聞こうと思った。反対するなら無理に押し切り、賛成ならば共に進むだけだが。
以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/13(土) 10:34:43.16 ID:rIsSZv/b0
リカ「嘘」

注意深く耳を澄まさなければ彼女の声は聞こえなかった。この様な弱ったリカを見るのは彼にとって初めてだった。

ジョン「だから行くんだ。どこか遠い所へ、こんな国なんて聞いたことがないと誰もが口を揃えて唱えるような所へ」
以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/13(土) 10:40:19.72 ID:rIsSZv/b0
昨日までに書き上げるつもりだったけど前半終了

>>13
はい、自分はハヤカワ文庫SFが好きです!

以下略



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/15(月) 08:27:29.24 ID:exgZvYQG0
歩けども歩けども視界には砂漠が広がっている

リカ「…西ってこっちであってるの?」

ジョン「俺自身、何度も確認した」
以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/15(月) 20:52:09.03 ID:exgZvYQG0
アル「こうなることは覚悟していました」

ブルース「ああ。すまないな」

ブルースはアルフレッドからバッジを受け取ると机の引き出しに直した。
以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/15(月) 21:17:33.31 ID:exgZvYQG0
リカは午後になり初めて嬉々とした笑顔を浮かべた。

リカ「やっと着いた!森!」

ジョン「よし、今日はここでテントを貼ろう。」
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/15(月) 21:48:32.45 ID:exgZvYQG0
数時間前、大統領命令を受けたゴードン・カルロイはガソリン独特の匂いを漂わせた鉄の馬に股がる。ゴードンは親が自動車修理を生業としていたからかこの匂いが好きだった。

「ゴードン、今回の指令をもう一度確認してみろ」

彼に命令するのはレオ・デント。ゴードンがこの職に就く5年前からいたが未だ昇進の話が毛ほども聞こえないのが悩みである
以下略



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