過去ログ - A国兵「あ、私3枚ね」B「………ほら」
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51:名無しNIPPER[saga]
2015/01/02(金) 21:03:21.47 ID:iuZ60Dsk0



先頭のゴードンがバイクを止めた。

ゴードン「案外早く着いたな、数十分はここで待機だ」

ジョン「ここが待ち合わせの場所なのか?」

リカ「森の中だけど…」

ジョン「それは森の中に国境があるからだろう、まあ柵の回りは流石に伐採してるだろうがな」

ゴードン「ご明察。ここをもう少し行った先に国境があるが有刺鉄線が貼られていて警備も中々だ。そこで先人の不法侵入者様は地下道を作ってそこから通った」

ジョン「そこまでの道を案内するのがこれから来る人間という訳か」

ゴードン「そうだ。名前はルーシー、出来れば頼りたくなかった」

ジョン「女か」

だんだん籠ったような音が聞こえた。それは遥か上空からで、そこにいる全員がそれを視覚する前に正体に気付いた。

ジョン「ヘリだ!」

バイクを倒し大樹の影に身を潜めた。

『あーあー…聞こえるかゴードン?』

ヘリから何者かが身を乗り出してスピーカーを使った。

ゴードン「レオ……馬鹿な、早過ぎる!」

『何を思ったのか知らんがよく今までの地位を不意に出来たな。お前の位置は大体特定出来ている、後は俺たちが探すからお前は安心して逃げ回ってくれ』

レオは至って冷静な声だった。彼は少々楽観的で時に調子になる場面もあるが決して感情の高ぶりに任せて動くことはない、ただ今回のそれは怒りがありありと見えた。

ゴードン「携帯からGPSで…察するところ、誰かに拾われたな」

ゴードン「急いでバイクを…」

携帯を躊躇なく踏み潰してそう言いかけた瞬間先のバイクが爆発した。その火が回りに引火し辺りが急に明るくなる。

リカ「きゃっ…!」

ジョン「やられた!」

レオ「キツネに道具は使わせねえ」

見返すと先程右手に持っていたはずのスピーカーがm320グレネードランチャーに置き換わっていた。

ジョン「あの距離からか…」

ゴードン「腐っても元軍人だ、逃げるぞ2人とも!」


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