42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/13(土) 16:13:25.02 ID:LKVUnU1j0
何かを察した呉によって連れてこられた場所は、町の外れにある小さな居酒屋だった
「ここなら、人目を気にする必要はないぞ」
「ありがたい」
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2014/12/13(土) 16:15:44.32 ID:LKVUnU1j0
ひとまずカウンターの席に着くと、呉が話しかけてきた
「ああ横須賀、鳳翔にならその子の姿を見せても大丈夫だ」
「………本当か?」
44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/13(土) 16:16:56.50 ID:LKVUnU1j0
「…驚きました。まさかその子は深海棲艦なのでしょうか?」
「さっきは口を塞がれたが、今度は事情を聞いてもいいか?」
ここまで来ては、説明するしかあるまい
45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/13(土) 16:19:11.63 ID:LKVUnU1j0
三人で話していると、北方が催促をしてきた
アピールのつもりか、自らの腹をさすりながら私の袖を引っ張ってくる
お前について話しているのに緊張感のないことだ
46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/13(土) 16:20:33.05 ID:LKVUnU1j0
呉が注文すると鳳翔殿は店の奥へ下がっていった
「確かに、深海棲艦とは思えない緊張感のなさだな…」
「だろう?」
47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/13(土) 16:21:25.43 ID:LKVUnU1j0
「はは、ますます面白い子だな」
「北方のことは今はどうでもよい。それより、その作戦について教えてくれ」
「ああ…作戦名はAL/MI作戦。連合艦隊を用いた大規模作戦になる」
48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/13(土) 16:23:53.43 ID:LKVUnU1j0
「私たちも北を目指しているんだが、北は今どんな情勢なのだ?」
「横須賀もか?やめとけやめとけ。今はまだ落ち着いているけど、あと一月くらいで作戦実行だから段々と軍が規制を張っていくだろうし」
「ううむ…北方よ、やはり北へ行くのはよさないか?」
49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/13(土) 16:28:34.14 ID:LKVUnU1j0
そんなことを考えていた折、鳳翔殿が料理を手に戻ってきた
「お待たせしました」
「へぇ、こりゃ見事な鯛の刺身だな鳳翔」
50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/13(土) 16:29:42.00 ID:LKVUnU1j0
「話の続きだ横須賀。やっぱり俺は、北へ目指すのはやめた方がいいと思う」
「…………」
北方に対する義理などないし、見捨ててももちろん構わないのだが…
51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/13(土) 16:30:23.65 ID:LKVUnU1j0
「ふふ、話が纏まったみたいですね。では、お早めにお召し上がりくださいな」
「ああ、頂こう…って北方!私の分まで食べるんじゃない!」
「うまうま」
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/13(土) 16:34:09.43 ID:LKVUnU1j0
「それなら、私のお店にそのまま泊まっていきますか?お風呂もありますし」
鳳翔殿が魅力的な提案をしてきた
「ふむ、とてもありがたい提案だが本当によろしいのか?」
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