過去ログ - セイバー「私は、切嗣の事が大好きですよ?」切嗣「……」
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21: ◆T2xwVKF1.XEi[saga]
2014/12/12(金) 23:19:42.17 ID:rhptBb4e0

セイバー「さて切嗣。まずはあなたが聖杯にかける願いを教えてもらいたい」

切嗣「そんな事をお前に喋る理由は無い」

以下略



22: ◆T2xwVKF1.XEi[saga]
2014/12/12(金) 23:21:52.06 ID:rhptBb4e0


切嗣「僕はお前らのように周りを巻き込んで自分勝手な闘争をする『英雄』なんてものの存在を認めない」

切嗣「自分の名誉や地位のために罪もない人々を戦いの中に巻き込み、犠牲にし、それを鑑みようともしないお前達を、僕は許さない」
以下略



23: ◆T2xwVKF1.XEi[saga]
2014/12/12(金) 23:23:23.40 ID:rhptBb4e0

セイバー(叶うはずの無い理想を、それでも叶えようとして、挙句奇跡に縋るという事か。……やはりこの男は救いようがない。だがしかし、いやそれ故に)

セイバー(どこまで堕ちてゆくのか、見てみたい。切嗣の心を支えてる呪いの如き理想を目の前で砕いた時、彼はどんな顔をするのだろうか……?)

以下略



24: ◆T2xwVKF1.XEi[saga]
2014/12/12(金) 23:24:32.30 ID:rhptBb4e0

切嗣「……最初からそのつもりだ」

セイバー「それはよかった。では切嗣、共に勝利を目指しましょう。……どこへ行くのです?」

以下略



25: ◆T2xwVKF1.XEi[saga]
2014/12/12(金) 23:26:39.46 ID:rhptBb4e0

セイバー「ああ、留守の事なら大丈夫ですよ。あなたの妻と娘は、この私が責任を持って警護します。他のマスターやサーヴァントには指一本触れさせません」

切嗣「……」

以下略



26: ◆T2xwVKF1.XEi[saga]
2014/12/12(金) 23:28:31.72 ID:rhptBb4e0

ーー翌日・夕刻 アインツベルン城・玄関

切嗣「アイリ!」

以下略



27: ◆T2xwVKF1.XEi[saga]
2014/12/12(金) 23:29:27.80 ID:rhptBb4e0

ーーアインツベルン城・イリヤの部屋

セイバー「大きなくろいくまさんは、同じ森に住むみんなのことが大好きでした。みんなが仲良く暮らすにはどうしたらいいのか、いつも考えていました」

以下略



28: ◆T2xwVKF1.XEi[saga]
2014/12/12(金) 23:30:55.47 ID:rhptBb4e0

セイバー「くまさんは悩んだ末、ただ『おおかみさんの方が命の数が多いから』という理由で、おおかみさんをたすけることにしました」

セイバー「くまさんにはそんな理由でしか、おおかみさんとライオンさんの命を公正に区別する方法が思いつかなかったのです」

以下略



29: ◆T2xwVKF1.XEi[saga]
2014/12/12(金) 23:32:19.10 ID:rhptBb4e0

セイバー「それからしばらくして、くまさんは2匹のおおかみさんが3匹のうさぎさんを食べようとしているところに出くわしてしまいました」

セイバー「おおかみさんは前のライオンさんと同じことを言いました。うさぎさんは前のおおかみさんと同じ事を言いました」

以下略



30: ◆T2xwVKF1.XEi[saga]
2014/12/12(金) 23:33:31.88 ID:rhptBb4e0

イリヤ「そ、それで……どうなったの?」

セイバー「終わりです。『やさしいくまさん』のお話は、これで終わりなんですよイリヤスフィール」

以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/12(金) 23:34:19.85 ID:novENXC2O
(アカン)


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