過去ログ - 許嫁「愛していると言えますね?」
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16: ◆AYcToR0oTg[saga]
2014/12/13(土) 21:59:31.71 ID:oOlmUUNN0
どうしよう、どうしようと頭の中が混乱で一杯になっている。
布団に入って、頭まで毛布をかぶって、それでもちっとも眠れない。
17: ◆AYcToR0oTg[saga]
2014/12/13(土) 22:00:44.40 ID:oOlmUUNN0
◇昼休み 放送室
許嫁「これよりお昼の放送を始めます。BGMは、三年の先輩さんリクエストの『THE END OF THE WORLD』です」
18: ◆AYcToR0oTg[saga]
2014/12/13(土) 22:01:58.97 ID:oOlmUUNN0
許嫁「学校での様子を知る方はいるでしょうから、家の中での様子について話させていただきますね」
許嫁「実は男さん、テレビの前でじっとしているのが苦手な人なんです」
19: ◆AYcToR0oTg[saga]
2014/12/13(土) 22:02:43.85 ID:oOlmUUNN0
◆夕方 教室
女「男くん、映画を見るのが苦手だったんだね……」
20: ◆AYcToR0oTg[saga]
2014/12/13(土) 22:03:41.63 ID:oOlmUUNN0
男「変なこと言うなよ。それより、もうほとんど時間ないぞ」ギュッ
女「うん……」
21: ◆AYcToR0oTg[saga]
2014/12/13(土) 22:04:52.29 ID:oOlmUUNN0
許嫁「まだ女さんに伝えていませんでしたか? 高校を卒業して、それでも気持ちが変わらないなら、婚約は破談になるんだと」
女「!?」
22: ◆AYcToR0oTg[saga]
2014/12/13(土) 22:05:49.01 ID:oOlmUUNN0
許嫁「そうですね。でしたら今くらい、好きなように言わせてもらいましょう」
許嫁「男さん、あなたはどうして女さんとの関係を私に黙っていたんですか?」
23: ◆AYcToR0oTg[saga]
2014/12/13(土) 22:06:44.63 ID:oOlmUUNN0
女「そんなことない! わたしはただ、男くんを好きだっただけなの!」
許嫁「そうですか。なら、証明してみせてください」
24: ◆AYcToR0oTg[saga]
2014/12/13(土) 22:08:07.99 ID:oOlmUUNN0
許嫁ちゃんの言いたいことは、その時まだ、よくわかっていなかった。
許嫁ちゃんの一歩後ろをついていく男くんは、帰る時、わたしに気遣わしげな視線を向けて、それからわたしに背中を向ける。
25: ◆AYcToR0oTg[saga]
2014/12/13(土) 22:09:16.53 ID:oOlmUUNN0
◇放課後 教室
女友「許嫁、元気を出しなよ」
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