過去ログ - 「キョンと付き合ってみんなの出方をみるわよ!」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/15(月) 02:00:36.06 ID:vDqQrqYN0
その日の朝のHR前、何時にもましてテンションの高いハルヒの相手をしているキョンは落ち着かない気持ちだった。

その原因は下駄箱に入っていたノートの切れ端である。

『放課後、誰もいないくなったら教室にくるのよ』

そこには、只それだけのことが書いてあった。

キョンは朝倉の再襲来かと恐怖しつつも文字の違いに一縷の望みをつないだ。

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/15(月) 02:01:45.41 ID:vDqQrqYN0
そして放課後、部室で古泉とボードゲームをしながら時間を潰す。

「涼宮さん、今日は遅いですね」

朝比奈みくるがお茶を注ぎながらなんとはなしに呟く。
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/15(月) 02:02:44.59 ID:vDqQrqYN0
呼び止める古泉を無視してキョンは教室の前までやってきた。そこで咳払いを一つし、緊張しながら教室の扉を開けた。

「遅いわよ!」

扉を開けるなり罵声が飛んできた。
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/15(月) 02:04:16.56 ID:vDqQrqYN0
夕日がハルヒの半身を照らし赤く染まっている。

キョンがそう思っていると、赤く染まったハルヒの右手が突然ネクタイを引っ張る。

「あんたと付き合ってみんなの出方を見るわよ」
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/15(月) 02:04:54.70 ID:vDqQrqYN0
ハルヒはキョンのネクタイを引っ張りながら部室のドアを乱暴に開けた。

SOS団の一同はハルヒが来るのを知っていたかのように一人も帰ることがなく待っていた。

ハルヒは揃っているのを確認すると満足げに頷くと、
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/15(月) 02:05:33.67 ID:vDqQrqYN0
もう夕暮れ時となっていたこともあり、その日はそれで解散となった。

「それじゃあ、キョン!浮気とかはダメだからね!」

ハルヒはキョンと一緒に帰るという発想がないのかそれだけ言うとそそくさと部室から出て行った。
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/15(月) 02:07:13.78 ID:vDqQrqYN0
キョンはというと神妙な顔をして古泉を見ていたかと思うと、やがて意を決したように口を開き問いただし始めた。

「古泉!お前は本当にそれでいいのか?」

古泉は真っ直ぐにキョンを見据えながらも微笑みを崩さない。
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/15(月) 03:19:52.92 ID:J/bS7K8ro
小泉×キョンの誘導か


9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/15(月) 04:49:55.12 ID:b8f9Uq+Ko
はよはよ


10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/15(月) 12:29:46.18 ID:4tqEe26So
朝倉スレかな?


11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/15(月) 15:42:41.23 ID:L4YhhfH30
ホモかノンケかの別れ道か……ゴクッ


12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/16(火) 18:24:46.60 ID:75Mx6XzSO
朝倉涼子さんかもん


13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/12/18(木) 18:19:57.99 ID:FGcZxbG90
「彼は一週間に告白した………ユニーク」

長門は朝比奈みくるに説明するという風でもなく、淡々と古泉がキョンにしたことを明かした。

「え!?告白って……あの?」
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 18:20:56.72 ID:FGcZxbG90
古泉が告白したのは些細なことがきっかけだった。

それは先週の放課後のことである。

「彼女の一人くらいは作りたいよな」
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 18:22:28.62 ID:FGcZxbG90
「ハァ………青春の一ページは諦めておくか」

キョンは深い溜息と共に盤面を見つめる。

そのキョンを古泉がマジマジと見つめ続けていた。
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 18:23:16.64 ID:FGcZxbG90
そして今日、ハルヒの宣言を受けてキョンが古泉に聞いているのである。

「んふっ、なんのことでしょう?あれは冗談だと言ったはずですか?」

古泉は微笑んだままキョンに答えた。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/18(木) 18:32:40.85 ID:AUQWdet4O
お疲れ様でした!


18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/12/18(木) 18:53:18.18 ID:FGcZxbG90
キョンとハルヒの交際が始まったからと言っても特別大きな変化はなかった。

谷口や国木田は知ってたと言わんばかりであったし、「まだ付き合ってなかったのかいっ!?」と驚く人まで出ていた始末だった。

そして当のハルヒとキョンの付き合い方にも変化が無かった。
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 18:53:59.17 ID:FGcZxbG90
「そういえばお金………大丈夫ですか?」

ある日の放課後、朝比奈みくるがキョンに心配そうに聞いてきた。

「ええ大丈夫ですよ」
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 18:54:50.29 ID:FGcZxbG90
そんなある日のことだった。

いつもの不思議探索の帰りにハルヒがキョンに愚痴を言った。

「あたし達が付き合うって言ったのにみんな全然驚かないのね………もっと劇的なイベントが必要だと思わない?」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/18(木) 20:30:03.94 ID:uIFO4Qewo

面白かった
次回作にも期待してるよ


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