過去ログ - 「キョンと付き合ってみんなの出方をみるわよ!」
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85:名無しNIPPER[sage]
2015/01/07(水) 18:49:08.88 ID:ovkNUoYz0
「バカじゃない!」

ハルヒは吐き捨てる様にそう言うと、古泉とみくるから札束をひったくるように奪った。

そして乱暴に玄関を開けると家の中に消えていった。

「………古泉くん」

みくるは土下座を続ける古泉を切なげに見つめた。

そして肩を触ろうとした瞬間、タクシーと入れ替えに白いワンボックスカーが停まった。

そして数人の男女が降りてきた。

みくるはその中に見覚えがある人物が居ることに気が付いた。

「森さん!?」

いつかのメイドを発見して思わず声をかける。

一方で森園生はみくるを無視して古泉の前に立った。

古泉は自分が取り囲まれているのに気が付いたのかゆるゆると立ち上がる。

古泉は微笑んでいた。

「あ、……あのなにを----」

みくるは声をかけた。その相手が森園生だったのか古泉一樹だったのかは定かではない。

「最悪の形で組織を裏切ってしまったんですから仕方がありませんね」

古泉は溜息まじりそう言った。

「裏切るって………」

朝比奈みくるの問いに答えるかのように古泉が呟く。

「彼女に能力のことを教えたことですよ。最大の禁忌なのはあなたと同じです」

「まさかこうなるとは…組織の中で最も世界の安定を望んでいたのに………」

そのように囲んでいた一人が寂しげに古泉に声をかえた。

「いつの頃からか彼の為の世界の安定になっていたようですね」

古泉は答えながら促されるままに車のドアの前にまで移動していた。

古泉は振り返り、朝比奈みくるを見る

「……もしこの世界が続くのならどうかお幸せに。きっとあなたの未来とは世界が大きく違うことでしょう」

みくるが言葉を返す前に古泉は再び前を向いていた。

そして誰かが車のドアに手をかけた。

そして----


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