104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 16:05:21.47 ID:11FPBTipo
穂乃果「大丈夫。そのために私がここに居るんだよ?」
ことり「そ、そうだよね! 穂乃果ちゃんが居るもんね」
穂乃果「五分待ってから家を出よう。そのくらいなら大丈夫だよね?」
105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 16:16:47.43 ID:11FPBTipo
声「ことりっ! ことりーっ!!」
穂乃果(事故はすでに起きていた。野次馬の中、必至に声を張り上げるおばさんの声)
穂乃果(幸いことりちゃんさえ巻き込まれなければ運転手が軽傷を負うだけだ)
106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 16:34:39.51 ID:11FPBTipo
穂乃果(この事故を通してことりちゃんは私のことを完全に信用してくれるようになった)
穂乃果(ことりちゃんのお母さんも最悪の事態を回避したからか、信用してくれているようである)
穂乃果(後に理事長という立場からの信用が希ちゃんを救う一因となるのだ)
107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 17:00:44.68 ID:11FPBTipo
自室
穂乃果(私が私と成りえるのは今の時間の穂乃果が意識を手放す時、つまり眠っている時にしか
動くことができない)
108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 17:16:24.22 ID:11FPBTipo
ことり「催眠術ですか?」
穂乃果「うん。あの五円玉を紐でプラプラ揺らす感じのあれね」
ことり「分かりました! 催眠術の本を今すぐ買ってきます!」
109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 17:18:40.48 ID:11FPBTipo
穂乃果「そんなわけで、最初は五円玉で大丈夫だから。あとは催眠術だって言って適当にやるだけで、
穂乃果ちゃんは眠ってしまうわ」
穂乃果(私のキャラも繰り返す度にブレブレだよね。もう口調が真姫ちゃんだよ!)
110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 17:27:50.89 ID:11FPBTipo
穂乃果(そして、時間は流れ、私にとっては六度目の高校二年生)
穂乃果(特に大きなバタフライエフェクトは発生していない。順調と言えた)
穂乃果(ただ、あと一手が欲しい。今回もあれが良いだろう)
111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 17:38:54.29 ID:11FPBTipo
穂乃果『あ、ことりちゃん。穂乃果さんの方だけど』
ことり『は、はいっ! ほ、本日もお日柄もよく──』
穂乃果『深呼吸』
112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 17:50:28.90 ID:11FPBTipo
穂乃果『それで、差出人の名前はどうするか決めた?』
ことり『琴見未来にしました』
穂乃果(やっぱり、その名前だよね)
113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 17:59:06.15 ID:11FPBTipo
穂乃果(そうして、今、希ちゃんの自殺は食い止めることができた)
穂乃果(本来であれば三日後、厳重に施錠されていた屋上から希ちゃんに続き飛び降りる生徒が出る)
114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/18(木) 18:05:32.98 ID:11FPBTipo
穂乃果(自殺の理由ははっきりしている。しかし、六度の繰り返しの中で一度も救うことができずにいる)
穂乃果(いや、前回は成功したのかもしれない。私が死んでしまっていたから分からないだけで)
穂乃果(ねぇ、海未ちゃん。あなたが自殺しないように何度も繰り返してきたよ)
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