9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/19(金) 05:33:25.78 ID:P/0rTjJso
ねえお姉ちゃん。
今日、一緒にねてもいいかな。
洗面所を出て、
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2014/12/19(金) 05:34:02.10 ID:P/0rTjJso
◆ ◆ ◆
「うひゃ、なつかしーい!」
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2014/12/19(金) 05:34:38.40 ID:P/0rTjJso
「ねえ、お姉ちゃん」
「なあに?」
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2014/12/19(金) 05:35:14.71 ID:P/0rTjJso
お姉ちゃんが照明のひもを引く。
夜の帳がふわりと落ちて、
白んだ部屋の明かりに慣れきってた私の目はなんにも見えなくなった。
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2014/12/19(金) 05:35:51.04 ID:P/0rTjJso
一緒のお布団、二人分の熱であったかい。
手、昔みたいに指先を引っ張ってみたら、つないでくれる。
あったかい。
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/19(金) 05:36:27.35 ID:P/0rTjJso
憂も来年には後輩かあ。
そうだよ。
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2014/12/19(金) 05:37:03.69 ID:P/0rTjJso
「あの熱、憂が治してくれたんだよね」
ひとりごとが聞こえた。
言葉と息は薄闇ににじんで、オレンジの灯りの方へ溶けて消えていく。
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/19(金) 05:37:40.01 ID:P/0rTjJso
そっかあ。
憂も、いい子じゃないんだね。
ってお姉ちゃんがこっち向いて布団の中で笑った。
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/19(金) 05:38:16.31 ID:P/0rTjJso
あつくるしくって、二人同時に布団をはがした。
空気の冷たさが顔に当たるの、ちょっと気持ちいい。
つないだままの手を布団に投げ出して、なんとなく外す。
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/19(金) 05:38:52.61 ID:P/0rTjJso
「お姉ちゃん」
「なあに?」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/19(金) 05:39:28.92 ID:P/0rTjJso
布団の上に投げ出してた手をつなぎ直した。
少し冷えた手を重ね直すの、意外と悪くないのかも。
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