35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/20(土) 07:06:44.95 ID:DL0z8tZuo
お風呂から上がって髪を乾かし終えると、私はすぐに部屋へ戻った。
温もりの残る髪を払うと、シャンプーの匂いが鼻先へ掠める。
母の髪もきっと同じ匂いがするんだろう。
プロデューサーさんの強い勧めで、私立の学校へ転入することに決めた。
工藤忍さんもその学校に通っているらしい。
引っ越し先もプロデューサーさんが見繕ってくれるらしく、甘えっぱなしだ。
私はベッドへ身を投げた。枕に顔をうずめると懐かしい匂いがして、なぜだか寂しくなった。
温い血が皮膚の下を流れて、少しずつ私の意識を運んだ。
142Res/83.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。