90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/20(土) 07:49:59.60 ID:DL0z8tZuo
「迷ってはいたけど、確かに、今くらいの時期に辞めるつもりだった」
「……私が無理を言ったから、残ったんですか」
そう言うと、彼は予想に反してからからと笑った。
それから傍へ来て、私の右肩をポンと叩いた。
「僕が君をスカウトしたんじゃないか」
「それは私が頼んだからじゃないんですか」
「決めたのは僕だもの」
プロデューサーさんは隣のパイプ椅子へ腰かけた。
「僕は、佐久間さんをスカウトしてよかったと思ってるよ」
「本当……?」
「君が来てくれたから、今の事務所で続けて行く決心がついた」
彼の微笑に、頬が少し熱くなる。
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