11:名無しNIPPER[saga]
2014/12/22(月) 21:46:08.19 ID:8jAT4vErO
男「おっと少し話に熱が入り過ぎたみたいだね。正直アラビカ種より細かいものは覚えなくていいから安心して、実際この分類は定義付けが非常に難しくて曖昧なところもあるから」
少女「えぇ〜……」
12:名無しNIPPER[sage]
2014/12/22(月) 21:46:43.55 ID:usqte4r+O
よくコーヒー飲むから勉強になるなぁ……
支援!
13:名無しNIPPER[sage]
2014/12/22(月) 21:54:15.19 ID:vhLMh9si0
雰囲気を楽しむ掛け合いSSかと思ったら解説SSだった
でも面白い
14:名無しNIPPER[saga]
2014/12/22(月) 22:00:59.78 ID:8jAT4vErO
男「かしこまりました。次は市場の約30%を占めるカネフォラ種だね。これはアラビカ種と違って標高の低い高温多湿でも育ちなおかつ粗放栽培、いわゆる手入れをしない栽培方式でも平気なんだ。もちろん病害虫にも強い。この強さがカネフォラ種がロブスタ(robusta=強い)種とも言われる理由だね」
少女「強いならそっちの方を多く栽培した方がいいのでは?手入れをしなくても育つのですから」
15:名無しNIPPER[saga]
2014/12/22(月) 22:12:29.26 ID:8jAT4vErO
少女「良くも悪くもどこでも一緒ですか」
男「その通り。さてここでようやく話はマンデリン、正確には生産地のインドネシアについてになる」
男「インドネシアのコーヒー栽培は今から約300年ほど前にオランダ軍がジャワ島にアラビカ種を持ち込んだのが始まりといわれている。そして今では世界第4位のコーヒー生産国だ。さていきなりですがここで問題です」
16:名無しNIPPER[saga]
2014/12/22(月) 22:23:09.18 ID:8jAT4vErO
少女「う〜ん、アラビカ種ですかね?マンデリンもそうですし全体の生産量もアラビカ種が多いですし…」
男「正解は…カネフォラ種です。しかもインドネシアの生産量のほとんどがカネフォラ種なんだよ」
17:名無しNIPPER[saga]
2014/12/22(月) 22:35:51.03 ID:8jAT4vErO
少女「なんだか壮大な背景がありそうですね」
男「…いやカッコつけて言ってみたけど理由はとても簡単なものなんだ、さっき説明したアラビカ種とカネフォラ種の違いを思い出してごらん」
18:名無しNIPPER[saga]
2014/12/22(月) 22:45:50.13 ID:8jAT4vErO
男「そう、1860年代に発生したさび病…これはコーヒーさび病菌によって葉に鉄錆の様な斑点が出来たあと約3年ほどで木自体が枯れてしまうコーヒーの天敵とも呼べる病気にやられてしまったんだ」
少女「そんな、木が枯れてしまったら」
19:名無しNIPPER[saga]
2014/12/22(月) 22:54:45.00 ID:8jAT4vErO
男「だけど!決してインドネシアの人々は諦めなかった、カネフォラ種の栽培に切り替えながらも辛うじて病害を耐えたアラビカ種を元にスマトラ島のマンデリン族が中心に栽培した豆…それがそのマンデリンなんだよ」
男「病害を耐えたコーヒーの力強さと、そしてインドネシアのコーヒー愛がそこには詰まっているんだ」
少女「…力強さと愛」
20:名無しNIPPER[sage]
2014/12/22(月) 23:32:41.24 ID:usqte4r+O
あれ? 最後の文字が何故か見えないなぁ〜(棒
21:名無しNIPPER[saga]
2014/12/22(月) 23:40:43.30 ID:khW9TbYSO
>>20
正直ほかの豆についても書きたいので、もし今後同じスレタイを見かけたらよろしくお願いしますw
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