過去ログ - 女勇者「帰還後王子と結婚できると思っていたら」
↓
1-
覧
板
20
92
:
◆WnJdwN8j0.
[saga]
2014/12/27(土) 21:06:15.68 ID:5kxt2rWe0
眠ることができない。
それは国を心配してか、それとも王子達が結婚式を挙げることへの複雑な気持ちのせいか――
割り切ったつもりだったが、王子への気持ちが吹っ切れていないことを自覚する。駄目だ、これじゃあ。
暗黒騎士「おい、起きているだろう」
以下略
93
:
◆WnJdwN8j0.
[saga]
2014/12/27(土) 21:06:41.64 ID:5kxt2rWe0
勇者「貴方の気持ちは報われないと思う」
私ははっきり言った。
勇者「私は、王子にずっと未練を抱いていくんだと思う」
以下略
94
:
◆WnJdwN8j0.
[saga]
2014/12/27(土) 21:07:10.64 ID:5kxt2rWe0
暗黒騎士「無茶をするなよ」
勇者「…止めないの?」
暗黒騎士「止めたいが、お前に嫌われたくない」
以下略
95
:
◆WnJdwN8j0.
[saga]
2014/12/27(土) 21:07:44.97 ID:5kxt2rWe0
式当日、私は男装して観衆に紛れていた。
魔女に命を狙われているであろう国の重役たちの姿は遠目で確認できる。
その中には、僧侶の姿もあった。彼女も命を狙われている1人なのか、それはまだわからない。
猫耳は王子だけに、大臣や魔女の件を話したと言っていた。王子はそれを聞き入れたかはわからないが、警備兵は多めに配置されている。
以下略
96
:
◆WnJdwN8j0.
[saga]
2014/12/27(土) 21:08:59.20 ID:5kxt2rWe0
王子「観衆を避難させるんだ!」
その事態を事前に予測していたのか、王子も兵士達も取り乱すことなく動く。
避難する観衆の群れから外れた私は物陰に潜み様子を伺う。
すると丁度観衆達のほとんどが避難を終えた頃、魔物達は押し寄せてきた。
以下略
97
:
◆WnJdwN8j0.
[saga]
2014/12/27(土) 21:09:25.32 ID:5kxt2rWe0
魔女の視線の先は敵でもなく、味方でもなく――
勇者(大臣!?)
遠くの席から戦闘の様子を眺めている大臣だった。
以下略
98
:
◆WnJdwN8j0.
[saga]
2014/12/27(土) 21:09:54.44 ID:5kxt2rWe0
勇者「させるかああぁぁ――っ!!」
王子「え!?」
僧侶「あっ!?」
以下略
99
:
◆WnJdwN8j0.
[saga]
2014/12/27(土) 21:11:08.84 ID:5kxt2rWe0
魔王娘「そいつが勇者…」
魔王の娘がこちらを睨むと同時、魔物達の視線が一気にこちらに集中した。
魔王娘「私達が真っ先に排除すべき人間だわ!やりなさい!」
以下略
100
:
◆WnJdwN8j0.
[saga]
2014/12/27(土) 21:11:42.43 ID:5kxt2rWe0
兵士「な、何で勇者が…!?」
兵士達は今だ状況が呑み込めずにいた。
兵士「奴は国王を殺した反逆者だろ…!?」
以下略
101
:
◆WnJdwN8j0.
[saga]
2014/12/27(土) 21:12:10.86 ID:5kxt2rWe0
魔法使い「何で――」
彼女が茫然と立ち尽くしていても、不思議に思う者はいなかった。
今、この場で、彼女を見ている者はいない。
以下略
102
:
◆WnJdwN8j0.
[saga]
2014/12/27(土) 21:12:44.37 ID:5kxt2rWe0
魔女「そうだよねぇ。せっかく勇者ちゃんの株が落ちてたのに、一気に取り返したもんねぇあの子」
魔法使い「何を…」
魔女「だから貴方は勇者ちゃんを突き落としたんだもんねぇ?」
以下略
152Res/95.35 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 女勇者「帰還後王子と結婚できると思っていたら」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1419308836/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice