過去ログ - にこ「あんじゅちゃんと素敵な運命」
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5: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/25(木) 20:55:33.74 ID:xHpgljHm0
その冗談が本人から告げられたことを再認識し、頭が痛くなった。
痛みの中で開きかけた口を強い意思で閉ざす。
今口を開けば何を言ってしまうか分からない。
リーダーとはこういう問題に直面した時に一番冷静でなくては駄目だ。
「ミスリードを誘っているのではなければ質問がある。いいだろうか?」
冷静になろうとしてもなれないツバサと違って、英玲奈があんじゅに普段通りの口調のまま言葉を投げ掛けた。
「いいわよ」
「怒られる、もしくは失望されるならまだしも、引かれるという単語を使った後に《恋人》と表現を暈した」
「そこに意味があるのだとすると……彼氏ではない可能性がある」
鋭い指摘にあんじゅは「正解」と軽く頷いた。
普段のツバサならその言葉で真実に辿りつけただろうが、今のツバサは冷静ではない。
だからあんじゅの次の言葉に何も考えられなくなった。
「私、彼女が出来ました。女の子と付き合ってます」
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