過去ログ - にこ「あんじゅちゃんと素敵な運命」
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8: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/25(木) 20:58:13.01 ID:xHpgljHm0
子供の頃から夢だったプロのアイドルになることが現実的になり、少し臆病になっていたのかもしれない。

自分らしさを見失うなんて、それこそアイドル失格。

「私としての意見はこれだけ」

「英玲奈、ありがとう」

「あくまで私は自分の考えを口にしただけで、あんじゅにお礼を言われることではない」

口とは裏腹に、安心させるような小さな笑みを浮かべている。

起伏が薄いと自分で言いながら、今の英玲奈の顔を見れば誰もロボ子だなんて言わなくなる。

この笑みを意識して出せるようになるのが英玲奈の最大の課題なのかも、と場違いにもあんじゅはそんな事を考えた。

「最終的な決断をするのはリーダーであるツバサだ」

「……ね、英玲奈。せめてもう少し私にも何か格好いいこと言わせて欲しかったんだけど」

「ついさっきも言ったが、私は自分の考えを口にしただけ」

「リーダーを立てることを覚えなさい」

ウインクしながら英玲奈に冗談を言うと、真剣な顔になりあんじゅを見つめた。


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