過去ログ - 八幡「スピリチュアルな」希「予感」
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3:もるすぁ
2014/12/25(木) 23:41:10.55 ID:9pZlVS7j0
とにかく、その次の日も、そのまた次の日も、俺が1人野球をするのを、そいつは見ていた。少し時間がたつと、そこそこ話すようにもなって、一緒にキャッチボールしたり、まぁそこそこ……いや、友達のいなかった俺は、同年代の誰かと過ごす時間というのは、とても貴重で、とても楽しかった。
ある日、俺はそいつに言ったんだ。

「お、俺と………と、友達ににゃってくれましぇんか?!」

緊張でおもっくそ噛んだ。
………いや、だってしょうがないじゃん!友達の作り方なんてわかんねーもん!当時はみんなこうやって友達作ってるもんだと思ってたよ!

まるで告白するように手を差し出して頭を下げてる俺を、その子は数秒ぽかんと見つめた後、クスクスと笑ってから、少し頬を赤らめて俺の手をとった。

「こちらこそ、よろしくお願いします」

真冬の空気の中、繋いだ手から伝わる温もりを俺は忘れなかった。


後にこの子とは一悶着あり、結局、やっぱり黒歴史となって今の俺のトラウマの一部となるなんてことは、当時の俺は知る由もなかった……

「よ、よろしく!お、俺は比企谷八幡!」

「八幡ね!私はーーー」



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