過去ログ - 少年「そんな『憎悪』が、あってたまるか」
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◆BEcuACNawuaE
2014/12/26(金) 23:28:39.04 ID:sQv3pm7d0
「決まっているだろう。お前のせいで俺の人生が狂ったんだ。
だから、今からお前に制裁を加える」
「僕のせいで君の人生が狂った?」
「そうだ! お前が余計なことをしなければ、俺の人生は順調だった!
今頃名門の野球部でレギュラーを勝ち取り、プロからも注目されていたはずだ!
だからお前が憎くて仕方がない! お前を殺せば俺の苛立ちも消えて、俺の人生は前に進むんだ!」
一気に言葉を放つ。こいつ如きが俺の人生に影響を与えることが腹立たしい。
「僕が憎い?」
「当たり前だろう! お前如きが俺の人生の邪魔をすることなんて、許されるわけがない!
この憎しみは正当な憎しみだ! お前が死んだところで誰も悲しまないからな!」
「……正当な憎しみねぇ?」
ため息をついて呟いた□□は、被っていたフードをとった。
「君は僕にこんな仕打ちをしておいて?」
そこには予想通り……
右目に眼帯をして、左頬と首筋には背中まで広がっているであろう火傷の跡がある、
□□の顔があった。
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