592: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/03(土) 00:10:46.51 ID:A6FDrUyF0
魔王「"唸れよ魔剣"……」
「抜けんか……!ならばこのまま……ッ!?また聖骸布だと!?そ、そんな!!うぐう!?」
魔王「……"轟け"」
593: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/03(土) 00:11:34.02 ID:A6FDrUyF0
「軌道が読めなかった……それに首を一撃で!何という威力だ!あれが魔剣だとでも言うのか!」
魔王「離れろ……」
「ッ!?」
594: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/03(土) 00:12:21.44 ID:A6FDrUyF0
魔王「満身創痍だな、貴方も……それほどまでに魔剣の余波は強かったか?」
「ッ!足が……!!」
魔王「聖剣よ……僕の腕位なら何本だってくれてやる……お前が本当に守らなきゃいけなかった人を殺めたお前の刃……」
595: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/03(土) 00:12:55.67 ID:A6FDrUyF0
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596: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/03(土) 00:13:24.45 ID:A6FDrUyF0
魔王「……」
側近「……魔王様、ハルモニア様に異常は見られないそうです。先に城へ送り届けました」
597: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/03(土) 00:14:07.45 ID:A6FDrUyF0
側近(フュリクの腕まで食いちぎった聖剣の聖骸布……お前が本当に守りたかったものは……何なんだ)
魔王「……ナツィア、僕はね、君と……君の兄さんと一緒に歩いて行ける、優しい世界を目指したいんだ」
598: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/03(土) 00:14:35.78 ID:A6FDrUyF0
側近「……私は先に……行くね」
側近「……」
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599: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/03(土) 00:15:08.19 ID:A6FDrUyF0
オーク「……情けないなぁ、本当に。情けねぇ」
オーク「こんな時に、俺は何にもしてやれねぇ」
オーク「やっと見つけた俺の居場所も、大切な家族も。こんな形で無くしちまうなんて」
600: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/03(土) 00:15:45.04 ID:A6FDrUyF0
竜爺「……」
賢人「……」
竜爺「何故だ……何故"お前"は傍に居たハズなのに……そんな若い姿になってまで城を抜け出してきたのに!!何故止めなかった!!何故助けなかった!!」
601: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/03(土) 00:16:25.45 ID:A6FDrUyF0
魔王「……そろそろ行こうか」
魔王「……帰ろう、ナツィア」
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