過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 19:22:00.71 ID:t8V4LTxho
「キョンくん!」
「悪い、天田を頼む!」
妹に、短くそう伝え、俺は二体のシャドウを交互に見た。直後、砲身のシャドウが、俺に向けて弾丸を放つ。同時に、戦車のシャドウが、俺を押しつぶそうと倒れ込んでくる。俺は窓際の方向へと飛び、二つの攻撃を回避する。
戦車は、障害物の多い室内で、よりによってキャタピラなんぞを履いているものだから、回避した俺をすぐには追撃できず、ギュルギュル言っている。砲身のほうは、すぐさま照準を俺に合わせ、またも射撃を試みようとしていた。
「ダンテ!」
両方のシャドウを視界の中に収め、俺は砲身シャドウに向けて、ダンテの刺突を見舞う。戦っているうちに、コイツの弱点もわかってきた。基本動き回っていて、素早いので攻撃が当たり難いが、射撃を放つ瞬間だけは動きが止まる。狙うは、そこだ。
攻撃を食らったシャドウは、砲身を床に残し、一直線に部屋の隅へと飛んでいった。
「ワオーン!」
と、そこに、コロマルが炎を吐きつける。バタバタと翼を羽ばたかせ、その場から飛び立つシャドウ。
しかし、移動した先にも、炎。
そう、コロマルの働きによって、もはや職員室内は、ちょっとした火災現場と呼んでいい様相を呈していた。
「ラウレッタ!」
妹のペルソナが、自分と天田の前に、炎を遮る、桃色の障壁を作り出す。
「キョンくんも、こっち!」
と、妹が叫ぶ。しかし、そういう訳にはいかない。俺には、時間稼ぎという役割があるのだ。
砲身シャドウは、取り落とした砲身を拾い上げようとしているが、炎に阻まれて上手く拾えないらしい。
その間に、俺は、ようやくこちらを向いた戦車シャドウと対峙した。
ようやく、伸し掛かり攻撃は効果がないと見たのか、今度は突進を仕掛けてくるつもりらしい。キャタピラを唸らせながら、助走をつけるように、僅かに後退する戦車シャドウ。
やがて、十分な助走を付け、炎の中、進撃してくる戦車。俺は闘牛の要領で、それを回避する。ドデカイ音を立てながら、壁に突っ込む戦車。
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