過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
1- 20
203:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:49:15.94 ID:t8V4LTxho
その、直後。

長門が、笑った。

「約十件の不要なプロセスを確認」

今の今まで、ぎりぎりのところで意識を持ちこたえていてくれた長門が、ついに力尽きたのだろう。
目の前に居るそいつは、もう長門ではない。長門の姿をした、何か。俺たちと敵対する、正体不明の何かだ。

「消去する」

その一言と同時に、長門の体を、見慣れた青白い光が包み込んだ。

「召喚、『サマエル』」

長門の頭上に現れた、そいつを前に、俺たちはまず、そのペルソナとしての、体躯の巨大さに息を呑まされた。
天田のカーラ・ネミや、岳羽さんのイシスも、ペルソナとしては派手で、巨大な外見をしている。しかし、長門のペルソナは、それらをはるかに上回る。
全長は二十メートルを下らないだろう。三対の巨大な翼を、目一杯に広げれば、横幅も十五メートルはありそうだ。
流れる血液を、そのまま皮膚へと変えたような、真紅の体を持つ、巨大な竜。それが、長門のペルソナだった。

『ひあっ! き、聞こえますか、キョン君、みなさんっ!』

不意に、頭をよぎる場違いな声。朝比奈さんだ。

「どっ、どうしたんですかっ!?」

『すみません、あの、山岸さんのペルソナの力じゃ、そこまで届かなくて……わ、私のペルソナなら、できちゃったみたいでっ!』

何と言うことか。中身は異なるとはいえ、まさかのVS長門戦を、朝比奈さんの単独ナビゲーションのもとに行えというのか。
それ、かなりやばくね?


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
261Res/374.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice