過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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208:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:55:08.88 ID:t8V4LTxho
溜まらず、その場にうずくまる。胃の中身をぶちまけそうになるのを、寸でのところで堪える。
なんだ、こりゃ。

「アイ、ギス」

すぐ隣にいたアイギスの名を呼ぶ。しかし、アイギスは答えない。視線をそちらへ向けると、アイギスは苦しそうに、両手で胸を押さえながら、地面に力なく倒れている。
やられてしまったわけではない。しかし、どうやら眠ってしまっているようだ。
何だ。俺たちは、何をされたって言うんだ。
続いて、アイギスをはさんだ向こうに居たはずの岳羽さんを見る。彼女もまた、苦しそうに胸を押さえながら、顔を真っ赤にし、必死で呼吸をしている。が、眠ってしまっている様子はない。
更にその向こうには、朝倉の姿が見える。朝倉はというと、やはり同様に、苦痛に顔をゆがめながら、長門に向けて、なにやら口をぱくぱくと動かしている。
何なんだ、この凶悪な攻撃は。

「エラー、消去」

ふと、長門の声がする。
それは、地獄から沸き上がってくる、死神の声のように聞こえた。


「メギドラオン」


ああ、その単語は。
俺の記憶に、このモナドの塔と共に、強く残っていた言葉だ。



………

熱く、痛い。体の中で、ペルソナが喚いている。
……流石に、今のやつは効いたな。最早、頭がクラつく、などというレベルではない。立っていることも難しく、俺は冷たい床の上に、全身を投げ出していた。


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