過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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236:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 21:23:01.15 ID:t8V4LTxho


「ペルソナ!」


数人の掛け声が重なり、視界が青白く染まった。モナドの屋上から、ニャルラトホテプへと向けて、無数のペルソナが放たれる。

「トリスメギストス!」

「ワオーン!」

コロマルのペルソナが、天を見上げ、吠える。すると、伊織の放つ刃が、わずかに赤みがかった、膜のようなものに覆われ、空中に赤い帯を残しながら、ニャルラトホテプの体表へと叩き込まれた。
ジュウ。と、肉が焦げる音とともに、ニャルラトホテプの腕が切り刻まれてゆく―――次に動いたのは、古泉と、天田だ。

「ウェルギリウス!」

「カーラ・ネミ!!」

現れた二体のぺルソナは、一方は無数の矢を、一方は電流を迸らせる。二つのエネルギーが、絡み合いながら、巨人の胸、ハルヒの顔を模した、それがある部分へと着弾する。巨人の右腕が、それを振り払うように薙ぎ払われる。塔へと接近したその腕に、食らいつく者がいた。

「ベッラ!」

放たれた森さんのペルソナが、巨人の右腕へと両足で食らいつき、その体表を駆け上ってゆく。巨人が、それを振りほどこうと、左腕を振るうと、今度はその左腕へと飛び移り、更に高くへと登ってゆく、逞しき姿。
その森さんを援護するべく、ペルソナを召喚したのは、アイギスと朝倉だった。

「ベアトリーチェ!」

「スカディ」

二体のペルソナが現れると同時に、周囲の気温が低下する。もはや馴染み深ささえ覚える、絶対零度の温度だ。


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