過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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34:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 18:55:21.72 ID:gIGEqEoto

「そういう事です。……代役を立てて正解だったと思いますよ。あなたとこうして会えたということは、僕もまた、この学校に捕われた身となったのでしょう。
 僕は、長門さんが解決策を見つけ出すまでの間、あなたにもしもの災いが降りかからぬよう、あなたの身をお守りに参上したわけです」

できれば、もう少し早く来てくれると助かったんだがな。俺が、あんな化物と遭遇する前に。

「それは言いっこなしですよ。僕がこうしてこの世界を訪れたことで、あなたの置かれている状況を把握することができましたが、
 元の時系列からそれを探る手段は何もなかったのですから。それでも最悪の事態を想定して、可能な限り早急にことを進めたつもりですよ。
 それに、結果的に、あなたも今後、自分の身を守る方法を会得できたのだから、結果オーライじゃないですか」

零時計の蓋を閉め、古泉が俺を見る。

「晴れて超能力者の仲間入り、といったところでしょうか」

「縁起でもない事を言ってくれるな……」

「今、僕らのいるこの時間帯には、『影時間』という仮称が付けられました。影時間の中には、僕はまだ見たことがありませんが……あなたが出会ったという異形の魔物たちが存在する」

頼んでもいないのに、古泉は説明を始める。たち、っていうからには、あいつが最初で最後ってわけじゃないのか。ま、予想はしていたがね。

「それらがどのような原理で活動しているのか、詳しくは分かりませんが、おそらく、本来の時間にはなく、影時間にしか存在しない、何らかのエネルギーが在るのだと思います。
 通常、そのエネルギーが人間に影響を及ぼすことはありません。しかし、ある一定の条件が揃った時、影時間のエネルギーと人間の精神が同調することが有りうるんです。
 影時間と同調した人間は、影時間への適性を身に付け、常人が認識できない一時間を認識し、その中で活動できるようになる。それが、あなたの身に起こった事の詳細です」

「まて、この時間帯のことはいいとして、このいかれた学校についての説明はないのか?」

「憶測の域を出ませんが……影時間を発生させているエネルギーと、この学校に眠っている、また別の未知のエネルギーとが反応して発生した異界です。
 恐らく、その未知のエネルギーの発生源は……主に、SOS団の部室にあるのではないかと。あの部屋が、涼宮さんの力の影響を受けて、パワースポットと化していることは、以前話しましたよね?」

……結局、ハルヒか。


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