過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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45:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 19:47:31.10 ID:gIGEqEoto

『進んだ先が、視聴覚室よ。妨害に気をつけて』

その言葉が舞い降りるのとほぼ同時に、辺りの壁の至るところに、黒い光の円が発生し、ひと呼吸ほどの間を置いた後、そこから糸の束が噴き出して来た。
今度は俺たちを捕縛する動きではなく、攻めの動きだ。糸は結束し、まるで特大の鞭のようにしなり、俺たちを打ちつけようと、空を切りながら迫って来る。
空中に光の帯を描きながら、ダンテが柄モノを薙ぐ。ブツリという重い音とともに、糸の束は分断され、黒い霧となり、霧散してゆく。息をつく間もなく、次の糸の束が俺たちを襲う。それを視認する度、ダンテが羽ペンを閃かせた。
やがて、俺たちの行く手に、見覚えのある片開きのドアが見えてきた……視聴覚室だ。敵の攻撃を切り抜けながら進み、突き抜ける位の勢いで、ドアを蹴り破り、室内に侵入する。

探すまでもなく、『そいつ』はいた。視聴覚室のスクリーンの前に、脚を開いた体勢で座り込んだ、壁一面ほどの体躯を持つ、女の姿をした化物だった。
仮面を被ったような頭部から、長く太い毛髪らしき糸の束が放射状に広がり、床や壁、天井に減り込んでいる。この毛髪が、辺りを伝って、俺たちを攻撃していたというわけだろうか。

「行け!」

わずかな瞬間、呼吸を整えた後、右手を女に向けて、ダンテを放つ……

放つ……はずが。

「……あれ?」

俺の体から、赤い肌の像が飛び出すことはなかった。
いつもの青い光が吹き出してくる感覚もない。

「……精神力を使いすぎた、ですかね」

斜め後ろの古泉が呟く。
精神力。そういえば、古泉からペルソナの説明を受けた際に、そんな単語を耳にしたような気もする。

あー、つまり、アレか? ザコ相手に、ペルソナを使いすぎての……MP切れ、か?。
よりにもよって、このタイミングで。
マジか。


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