過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 19:52:25.67 ID:gIGEqEoto
光の球は、一瞬、陽炎のように揺らめいたかと思うと、次の瞬間、音を立てながら爆ぜた。
あたりの空間に飛び散った光の欠片が、無数の光の矢となって飛んでゆく。
その照準は、言うまでもなく、女に向けられていた。
赤い矢を全身に叩き込まれた女は、先ほどよりも大きく身を震わせ、悶えるように首を振った。周囲に張り巡らされた毛髪が引っ張られ、あたりの壁や床が音を立てる。
数秒悶絶した後、女はもう手段は選ばないといった風に、体を起こし、両手を俺たちに向けて、大ぶりに振るう―――しかし、その腕に、再び放たれた赤い光が着弾する。
「『法王』のアルカナに属する、主に射撃を得意とする、戦闘型のペルソナです。あなたのペルソナ、『ダンテ』とは、一種の運命共同体といった間柄ですよ」
まるでそよ風に吹かれているかのように、余裕に満ちた爽やかな笑顔で、古泉は言った。戦いのさなかに身を置いているとはとても思えない、とてもいい笑顔だった。
やれやれ。と、俺は緊張で強ばっていた全身を弛緩させ、ため息をつく。
―――俺の運命も、安くなったものだ。
「あとは任せてください」
ニヤケ面の新米ペルソナ使いは、再び、手の中に光の球を作り出すと、すぐさま矢の雨を放った。
女は全身に矢の洗礼を受け、苦痛に身を攀じる。なまじデカイばかりに、回避行動もまともに取れないようだ。狭い部屋をわざわざ選んで出てきたのが運の尽きだな。
やがて、女の体表は、黒い斑点を帯び始め、手足の先端から先に、黒い霧へと変わり始めた。まさに蜂の巣である。
「どうも、ご心配をかけました。あとは、始めに申し上げたとおり。僕があなたをお守りしますよ」
消滅してゆく女を見届け、ペルソナを解除した古泉は、数歩、俺のに歩み寄り、前髪をさらさらと靡かせながら、俺の肩にぽん、と手を置き、微笑んで見せた。
いつもニヤニヤ俺の隣に這い寄る法王、古泉一樹。
こいつへの貸付けは、早々に返されてしまった。
………
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