過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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58:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 20:25:34.17 ID:gIGEqEoto

「おい、ふざけんな!」

思わず叫んださ。赤と青をあわせて紫。小学生か。ついでに、物理も無効、魔法も無効なんて発想も小学生並みだ。
しかし、事実として、その障壁は発生したわけで。古泉と朝倉の合体攻撃は、見事に阻まれた。
それだけではない。今度の障壁は、デカい。横は、校庭をど真ん中から分断するような具合に、端から端まで広がっており、縦はというと、縁が見えないほど天高く続いていた。
壁のこちらに、俺、古泉、朝倉。
そして、向こう側に、二体のシャドウと、俺の妹。
シャドウたちは、半透明の壁越しに俺たちを一瞥すると、やがて、妹の方へと向き直り、ゆっくりと歩き出した。

「あ、あ……」

迫り来る巨体を前に、妹が声を上げて怯える―――これ、洒落にならんぞ。

「くそっ、ダンテ!」

「ウェルギリウス!」

俺と古泉が、同時にペルソナを呼んだ。それぞれ、紫の障壁に向けて、羽ペンと、矢の雨を放つ。しかし、壁はビクともしない。
胸中を、焦りと怒りが埋め尽くす。
―――こんなのアリかよ。

「ちくしょうっ!」

障壁に、自らの右拳を打ち付ける。二度、三度。シャドウたちが、妹に歩み寄る。二歩、三歩。

―――よりによって、なんで、妹なんだよ。

頭が真っ白になって、何も考えられなくなる。声を出すこともできない。
俺は戦う術を持っているのに、妹一人守れないのか?


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