過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
1- 20
66:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 21:00:43.96 ID:gIGEqEoto

「おい、ちょっと……どんだけ熟睡してんのよ?」

まどろみの中で溶けきった脳が、覚醒を拒む……俺を起こそうとしているのは、誰だ?
妹……ではない。あいつだったら、お得意のフライングニードロップが炸裂するはずだ。

「何だ? この時計……あーあ、よだれ垂らしちゃって、まあ。なあ、起きろって。」

朝倉……じゃないよなあ。そもそも男の声だし。もしあいつだったらどう起こしてくるだろう。
ナイフか。ナイフなのか。いや、さすがに無いと信じたい。

「え、もしかしてマジで起きないパターン? あ、もしかしてリパトラで……」

古泉……にしては起こし方がガサツだ。あいつはもっと執事みたいに起こしそうだ。
……はて、すると、誰だ? この影時間の中には、今のところ、その三人と俺以外は、誰も存在しないはずだ。
また、誰かが迷い込んできたのだろうか。だとしたら、深夜の学校はどれだけ人気スポットなんだ。
つーか、古泉の機関とやらの力で、学校への道を封鎖とか出来んのかね?
と、いつの間にか、意識がハッキリしていた。まるで、目が覚める魔法をかけられたかのようだ。

「お、効果アリ?」

聞いたことの無い声が、俺に降り注いでいる。
目を開けると、横たわる俺のそばにしゃがみこむ、見知らぬ男。
アゴヒゲと、野球帽。そして、見たことのないデザインのブレザー。

「目、覚めた?」

「……誰?」

本当に誰だか分らなかった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
261Res/374.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice