過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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71:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 21:12:50.32 ID:gIGEqEoto

「……マジで? それってつまり、風花と同じ状態……え、じゃあ、もう外じゃ一日経っちゃってるってわけ?」

そういうことになるな。伊織の話を聞く限り、彼らがこの塔に乗り込んでから、時計は(伊織たちも、零時計と似たような、時間を示す道具を持っているらしい)一周と半分をしたところと言うことだ。

「うわ……やば、ちょっとクラっとした。つか、ヤバイっしょ、いくらもうすぐ夏休みっつったって……」

ああ、ヤバイさ。俺もまた、気が遠くなるのを感じながら、手の中の零時計を見る。
現在、長針は四十分を指している。あと二十分で、俺はまたも、貴重な人生のうちの一日を、たった一時間のために棒に振ることになるわけだ。なんたるでたらめな話だろうか。
そう言えば……長門はどうしたのだろうか。あれ以降、影時間の解析は進んでいないのか?
思えば、これまで、朝倉がいたからこそ、長門と連絡を取ることが出来ていたが、今の俺たちには、元の時空と連絡を取る手段が、まったくないじゃないか。

「……なるほど。その長門って奴と連絡を取るのに、お前の仲間と合流したいわけね」

伊織は、俺の端的な説明に何を思ったのか、しばらくアゴヒゲを指で弄った後

「……てか、その長門って奴、何、すごくね? っつか、何モンなの?」

「……禁則事項だ」

「えっ」

「……」

なんとなく引かれた気がする。
しかし、長門が何者かをここで説明してやるというのは、正直俺には荷が重過ぎる。どう話して良いか分からないしな。

「あー、まあ。色々そういうのが分かるペルソナなんだ」

適当に答えておく。


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